お風呂にテレビをつけるか悩む…
と考えている人へ。
こんにちは、コジロウです。
今回は新しく家を建てるときやリフォームするときに、
お風呂へテレビをつけるべきか
についての一個人としての考え方を書きました。
テレビをつけるか迷っている人はぜひこの続きを読んでみて参考にしてみてくださいね。
お風呂にテレビはいらない
結論から言うと、お風呂にテレビはつけなくてOKです。
記事の後半に書いていますが、
テレビをつけたほうがいい人はお風呂でテレビを見ることに強いこだわりがある人のみ
です。
それ以外の人はお風呂にテレビをつけてもメリットよりデメリットの方が大きいからです。
まずはタイトルにも書いている、つけない方がいい理由(=デメリット)4つを説明します。
いいアイデアが出なくなるから
カビが繁殖しやすいから
のぼせるから
高いから
1つずつ順に説明していきます。
理由1:いいアイデアが出なくなるから
お風呂にテレビをつけてはならない一番の理由は、
いいアイデアが出てこなくなるから。
実は、お風呂っていいアイデアが生まれる場所なんです。
いいアイデアってどんなときに生まれるかっていうと、リラックスしているときなんですよね。
かの有名な脳科学者の茂木健一郎さんも言っています。
お風呂に入ったりというリラックスタイムを設けると、ふっといいアイデアが生まれてくることが多いです。
出典:TECH+
実際に、約20年ほど社会人をやっているコジロウも仕事で行き詰まっていた時に、お風呂でいいアイデアが出てきたことが何回もあります。
そのお陰で行き詰まった状況を打開できた経験があります。
もし仮にお風呂にテレビがあったらついつい見てしまうでしょう。
その場合、いいアイデアは浮かばない可能性が高いです。
なぜならテレビを見ている時、脳は考えることを放棄してしまうからです。
これはどういうことかというと、テレビを見ている時、見聞きすることに脳の大半を使ってしまいます。
見聞きすることに脳の大半を使ってしまうと「考える」「情報を整理する」「情報同士が結び付く」という脳の機能が働きにくくなります。
いいアイデアが出てくるときって、
物事に真剣に取り組んでいる
ゆっくりお風呂につかる
無心になる
こんな時です。
仕事なんかで何日もウンウン悩んでいるときに、家に帰ってお風呂にゆっくりつかって無心になってボーッとする。
こんな時にふっと考えがまとまっていいアイデアが浮かんだり、結論が出たりするんです。
特に「無心になる」のが大事で、あえて何も考えないんです。
悩んでいる事をあえて一旦忘れる。
そうすると、かえってふっといいアイデアが浮かぶんですね。
もちろん、毎日毎日いいアイデアが浮かぶワケではありませんが、この3つの条件がそろった時にいいアイデアが浮かびやすいんです。
寝ている間なんかも脳は不要な情報を整理するそうですが、リラックスしているときも脳が情報を整理したり、他の情報と結びついたりするのでしょう。
お風呂に浸かっているときって何もすることがないので「無心になる」のが最適な場所なんです。
いいアイデアって仕事の成果につながる事があるので、長期的に見るとそれが収入アップにつながっていくんですよね。
理由2:カビが繁殖しやすいから
2つ目の理由としては、
カビが繁殖しやすいから
です。
カビが繁殖すると喘息になったりアレルギーが出たり、と人体に悪影響が出てきます。
カビが繁殖しやすい条件は、
温度 (20~30℃)
湿度 (70%)
栄養源
の3つが揃ったときです。
お風呂はこの条件が揃いやすいので、カビが繁殖し易い場所です。
中でも繁殖しやすい場所が凸凹した場所です。
なぜ凸凹した場所はカビが繁殖しやすいのかというと、
水滴がたまりやすい = 湿度が高い
掃除が隅々まで行き届かない = 栄養源が豊富
だからです。
テレビを取り付けるとなれば、多少なりとも凸凹が増えます。
フラットな壁と比べると凸凹した部分は風通しが悪いので、水滴が乾きにくくなります。
それに加えて、凸凹した場所は掃除もしにくく、汚れが残りやすくなります。
汚れの元は人の体から出た皮脂や垢で、これがカビの栄養源になります。
毎日隅々までしっかり掃除できればいいのですが、実際できるか?というと難しい部分もありますよね。
日々、仕事や家事育児で充分掃除に時間を取れない人は多いと思います。
できたとしてもテレビがない場合に比べて掃除の手間が増えますので、日々の心理的負担=ストレスが大きくなります。
で、だんだんと隅々まで掃除が行き届かなくなっていきます。
そんな理由でお風呂の凸凹はカビが繁殖しやすくなってしまうのです。
理由3:のぼせるから
3つ目の理由としては、
のぼせるから。
お風呂にテレビをつけた場合、時間を忘れて見入ってしまう可能性が高いです。
テレビというものは、視聴者を飽きさせない工夫をしています。
うまい構成だと、番組の終わりに次の番組の宣伝をして視聴者が次の番組も見たくなるようにしています。
そして次の番組の冒頭を見てしまうと、後が気になってしまって、なかなか途中で中断できなくなります。
こうなると、のぼせてしまう恐れが出てきます。
普段テレビを見ていても同じですけれど、
テレビに縛られてしまう
状態ですね。
つまり、
テレビに縛られる
↓
長居する
↓
のぼせる
という事です。
のぼせがひどいと脱水症状になる恐れがありますので長風呂には要注意です。
理由4:高いから
最後の理由は、
高いから。
リクシルのスパージュだと、
12型ワイドテレビ | 249,000円 |
32型ワイドテレビ | 379,000円 |
サウンドシステム | 149,000円 |
となっています。
(2022/9現在、LIXILのカタログ価格)
12型ワイドテレビをつけるだけでも約25万円、32型ワイドテレビにサウンドシステムをつけようものなら50万円を超えます。
カタログ価格なのでもう少し安くはなると思いますが、仮につけるとしても12型だと小さすぎませんか?
12型というと、26.52×14.94cmですので、大体B5ノートサイズくらいです。
仮につかってゆっくり見るとしたらバスタブに寄りかかってテレビを見ることになると思われます。
1坪タイプのお風呂だとすると、目からテレビまでの距離は約1.5m。
せめて、32型はないと小さくて快適には見れないでしょう。
とすると、32型を選択した方がよさそうです。
32型のテレビだけなら約38万円かかりますが、通常のテレビだと2~3万円で買えます。
価格にして10倍以上…。
普通のテレビよりも割高であることは火を見るより明らかです。
さらに、電化製品ですので故障のリスクがついて回ります。
故障した場合、修理で済めばまだよいですが、交換となったら同様の金額+工事費がかかることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
お風呂にテレビをつけたときのメリットは?
さて、続いてはメリットを説明していきます。
メリットは次の3つです。
見逃したくないシーンを見れる
長風呂にできる
リッチな気分を満喫できる
見逃したくないシーンを見れる
例えばドラマを見ていて、お風呂に入る時間だけれど、気になるシーンがあったとします。
そんな場合でも、CMの間にサッと入ればお風呂で続きが見れます。
時間を有効に使うという意味では浴室のテレビはとても便利です。
長風呂にできる
むくみ解消など、あえて長風呂にしたい人はテレビをつけるといいでしょう。
理由は、テレビをつけていれば自然と時間が流れていくからです。
お風呂でテレビを楽しみながら長風呂にすることができます。
ただし、温度をぬるめにするなどのぼせ対策が必要です。
リッチな気分を満喫できる
お風呂でテレビを見る、というのはなかなかできない事なのでリッチな気分を味わえます。
お風呂でテレビを見る必要性はないけれど、お金に余裕があればステータスとしてつける、というのもアリです。
誰かが家に泊まりに来た時にめちゃくちゃ自慢できるでしょう。
お風呂にテレビをつけた方がいい人
次のどちらかが当てはまる人はつけたほうがいいでしょう。
金銭的に余裕のある人
強いこだわりがある人
金銭的に余裕のある人
理由4でも書きましたが、お風呂にテレビをつけるのは割高です。
しかし、金銭的に余裕のある人ならつけてもいいと思います。
ステータスになりますし、実際ついていたらカッコいいです。
理由1で書いているように、お風呂を瞑想タイムにしたい人はあえてつけないほうがいいと思いますが、テレビの電源をONにしなければ同じ事です。
強いこだわりがある人
次に当てはまる人はつけた方がいいでしょう。
テレビが生きがい
むくみ解消などわざと長風呂にしたい
テレビを見逃したくない
なぜなら、人生の幸福度が上がるから。
特にテレビが生きがいの人はデメリットがメリットを上回るのでどうぞつけてください。
ただし、ちょっと待ってください。
テレビを「見逃したくない」だけの人はお風呂にテレビをつける以外にも方法があります。
テレビを見逃さない方法、あります
お風呂にテレビをつけたい人のうち、もし「見逃したくない」という理由だけの人へ。
お風呂にテレビをつけなくても見逃さない方法、あります。
それは、次の方法です。
動画配信サービスを使う
自動録画できるレコーダーを買う
それぞれ詳しく説明します。
動画配信サービスを使う
TVerなら見逃した放送を無料で後から見れます。
ネット環境があれば見れるサービスですが、手っ取り早く見るなら、動画配信サービスを見れるスマートテレビを買えば見れます。
何と言っても無料というところがすばらしい。
しかし、注意点があります。
全ての放送が見れる訳ではありません。
コジロウが確認したところ、ドラマは比較的見れますが、映画は見れませんでした。
ドラマがメインの人であれば用足りるかもしれませんが、映画がメインの人は使えません…。
自動録画できるレコーダーを買う
今の世の中、予約しなくても勝手に録画しておいてくれるレコーダーが存在します。
つまり、
過去放送された番組をさかのぼって見れる
んです。
有名なのはパナソニックのDIGA(ディーガ)。
我が家で5年くらい前から使っていますが、コレがめちゃくちゃ便利。
予め予約しなくてよくて、後から必要なものを見れるんですから。
我が家で使っているものは2週間分くらいまでさかのぼれますが、特に残しておきたいものは保存もできます。
最新版のこれなら10チャンネル分、約1ヶ月さかのぼって見れます。
実はコジロウは映画好きで昔から金曜ロードショーが小さな趣味だったのですが、大人になると仕事で見たい映画があっても見過ごす事がよくあったんですよね。
しかし自動録画してくれるレコーダーを導入してからは行動が次のように変わりました。
朝に新聞を読みながら最後にテレビ欄をチラ見します。
見たことがない映画がやっていたら後で見ようと覚えておき、映画の放送が終わった後に消えないように保存します。
そして、あとで時間ができたときにゆっくり見ます。
別の例です。
ウチの娘は今10歳なんですが、ドラマにハマってまして。
ドラマって21時以降が多いんですが、夜更かしされると次の日起きれなくて勉強に支障が出るので遅くても21時までには寝るようにさせています。
で、自動録画されたドラマを昼間に見まくっていて、こないだ「全曜日コンプリートした」って言ってましたね(笑)。
深夜帯のテレビも勝手に残るので、なんでもかんでも見てほしくはないのですが…。
こんな風に、後で見れるっていうのはすごく便利です。
追っかけ再生もできますので、自分のペースでお風呂に入って、上がってからドラマを始めから見ることだってできます。
ディーガは本当にオススメです。
繰り返しますが最新版のこれなら10チャンネル分、約1ヶ月さかのぼって見れます。
まとめ:強いこだわりがある人以外はお風呂にテレビをつけないでOK
おさらいします。
お風呂にテレビをつけない方がいい理由(=デメリット)は次の4つです。
いいアイデアが出なくなるから
カビが繁殖しやすいから
のぼせるから
高いから
お風呂にテレビをつけたときのメリットは次の3つです。
見逃したくないシーンを見れる
長風呂にできる
リッチな気分を満喫できる
お風呂にテレビをつけた方がいい人は次の人です。
金銭的に余裕のある人
強いこだわりがある人
これ以外の人はお風呂にテレビをつけなくてOKです。
最後に「テレビを見逃したくない!」って人は次の方法でお風呂にテレビをつけなくても見逃さないようにできます。
動画配信サービスを使う
自動録画できるレコーダーを買う
動画配信サービスだと全て見れないので、オススメは全自動のレコーダーを買うことです。
最後に繰り返しになりますが最新版のこれなら10チャンネル分、約1ヶ月さかのぼって見れます。
今回はお風呂にテレビをつけるべきかの考え方をお伝えしました。
結論はつけなくてOK。
見逃したくないという理由があって迷っている人は自動録画してくれるレコーダーを買えば解決ですよ!
それではまた!