ふるさとに恩返しがしたい!
ふるさと納税って何?
お金も時間も節約したい!
こんな方へ。
今回は、ふるさと納税したらお返しに日用品をもらえて、
お金も時間も節約できた
話をご紹介致します。
こんなにお得!
家族構成例
- 夫婦(共働き※1)
- 中学生以下の子供2人(※2)
※1「共働き」は、ふるさと納税を行う方本人が配偶者(特別)控除の適用を受けていないケースを指します。(配偶者の給与収入が201万円超の場合)
※2 1人でも2人でも3人でもそれ以上でも同じ扱いです。
上の家族構成の場合、年収別にふるさと納税で寄付すると全額控除となる上限額(目安)とそのお返し(=返礼品)の例を次の表にまとめてみました。
年収 | 寄付上限額(目安) | 返礼品の例 |
300万円 | 28,000円 | ・トイレットペーパー130mシングル48R |
400万円 | 42,000円 | ・トイレットペーパー130mシングル48R |
500万円 | 61,000円 | ・トイレットペーパー130mシングル48R |
600万円 | 77,000円 | ・トイレットペーパー130mシングル48R |
ふるさと納税をすることで、大体これぐらいの返礼品を受け取れます。
上の表では、普段からよく使う日用品を例に挙げましたが、ものにより半年以上買いに行かなくて済むのではないか思います。
上の表にあるリンク先の返礼品は、記事公開時点で表内の各寄付上限額に収まるように選んでいますが、時期によって寄付額が変わることがあります。
寄付額上限について詳しく知りたい方は総務省のWebサイトに掲載されていますのでそちらをどうぞ。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です(一定の上限はあります。)。
出典:総務省
自分で選んだ自治体へ寄付すること
なんだ。
所得税と住民税が控除されるんだ。
所得税、住民税は何となく分かるけど控除ってよく分からないな~・・・。
所得税、住民税とは?
給料をもらっている会社員や公務員はみんな所得税と住民税を支払っています。
給与明細を見ると、総支給額から所得税と住民税が引かれていることが確認できると思います。
引かれた税金は種類によって納め先が変わります。
税金の種類 | 納め先 |
所得税 | 国 |
住民税 | 住んでいる都道府県、市区町村 |
控除とは?
「控除」とは「差し引くこと」です。
上の方でふるさと納税をすると「所得税と住民税が控除される」と書きましたが、
どういう事かというと、
給料から、
本来引かれる所得税と住民税を、
寄付した分、減らしてくれる
ってことです。
何のための制度か?
っていう問題提起があって生まれた制度なんだ。
ふるさと以外のどこにでも寄付していい
んだ。
「返礼品」のお返しがある
基本的に、寄付すると寄付した自治体の特産品などを「返礼品」としてお返ししてくれます。
本来、寄付というのは無償で行われるものであって見返りを求めるものではありませんが・・・
自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進む
出典:総務省
と、自治体間での競争を促すことが国の掲げる理念の一つでもあります。
その結果、各自治体はより魅力のある「返礼品」をアピールして競っています。
返礼品は、地方の海産物だったり、焼き物だったり、多種多様です。
具体的にどうやるの?
ふるさと納税サイトでネットショッピング
のようなことをすると、ふるさと納税したことになるんだ。
必要なもの
源泉徴収票
上の方で年収別の寄付上限額(目安)を書きましたが、実際の年収・家族構成・保険料などによって寄付上限額は変わってきます。
いくらまで寄付できるかを確認するために、源泉徴収票が必要になります。
源泉徴収票とは?
12月の給与明細と共に会社から渡される、年収や所得税などが記された1枚の紙です。会社によっては1月に渡される場合もあります。
寄付上限額を確認する
ふるさと納税のサイトで簡単にシミュレーションができます。
ふるさと納税のサイトはいくつもありますが、本記事ではコジロウが過去お世話になった
についてご紹介していきます。
ふるさとチョイスには
という便利な機能があり、源泉徴収票の内容を元に年収・家族構成など必要項目を入力するだけで寄付上限額が簡単に分かります。
源泉徴収票を手元に用意してシミュレーションしてみてください。
寄付の方法
ふるさとチョイスでネットショッピングをすれば寄付をしたことになります。
基本的な流れは以下の通りです。
① 返礼品を選ぶ(カートに入る)
② 申込へ進む
③ 寄付金の使い道を選ぶ
④ 申し込み内容を確認
⑤ 支払い方法を選ぶ
⑥ ワンストップ特例申請書の送付を希望する/しないを選ぶ
⑦ 自治体からのアンケートに回答
Amazonや楽天などの一般的なショッピングサイトと同じような操作感ですが、③で寄付金の使い道を自分で選べるところがふるさと納税ならではですね。
⑥で「ワンストップ特例」という聞き慣れない言葉が出てきますが、次に説明していきます。
ここは「送付を希望しない」を選びます。
ワンストップ特例の申請
寄付しただけでは翌年の給料から引かれる税金が減りません。
「確定申告」か「ワンストップ特例」の手続きをする必要がありますが、本記事ではより簡単な「ワンストップ特例」のやり方を説明します。
先程、寄付の流れの中で、ワンストップ特例申請書の送付を「希望しない」を選ぶ、と説明しましたが、理由は次の通り。
「希望する」を選択すると、後で自治体から申請書が送られてきます。これに必要事項を記載し、必要書類を添付して送り返せばOKなのですが、年末ギリギリに寄付をした場合はこれをやっていると翌年1/10までの提出期限に間に合わない可能性があるので、自分で申請書を用意して送ってしまった方が確実だからです。
次にその方法を説明していきます。
申請書をダウンロード
寄付の方法で寄付が完了すると、ワンストップ特例の申請書をPDFでダウンロードできます。
ふるさとチョイスでは自治体の名称や申請者の氏名など必要記入事項があらかた入った状態のものをダウンロードできます。
これを印刷します。
記入するのは2点のみ
申請書へ記入するのは以下2点のみです。
個人番号
レチェック(2箇所)
個人番号はマイナンバーカードか通知カードに書いてある番号を記入します。
それと、「申告の特例の適用に関する事項」に2箇所レチェックをつけるところがありますので内容を確認してレチェックをつけます。
貼り付ける書類
あとは、次の書類(コピー)を貼り付ければ書類は完成です。
個人番号確認書類(以下いずれか)
・マイナンバーカード
・マイナンバー通知カード
・個人番号が記載された住民票
本人確認書類(以下いずれか)
・マイナンバーカード
・運転免許証
・パスポート
・他
できた書類を封筒に入れて自治体へ郵送します。
必着期限は寄付した翌年の1/10までです。
注意点
控除の上限額に注意
控除の上限額を超えてしまうと、その分は翌年の税金が減りません。
控除は関係なくお世話になったふるさとへ寄付したい!・・・ということであれば一向に構いませんが、そうでない場合はふるさと納税サイトのシミュレーションで上限額をよく確認しましょう。
2,000円はかかる
ふるさと納税すると自己負担金額として2,000円はかかります。
上限額まで寄付したときにもらえる返礼品を、普段買ったときの金額に換算してみて、それが2,000円を超えていれば、ふるさと納税するとお得になります。
例えば、
本記事の最初の表で書いてある年収500万円の場合、寄付上限額は61,000円です。
一方、自治体には返礼品の還元率は30%以下にすることが義務づけられています。
仮に61,000円の30%分(≒18,000円相当)のモノを返礼品として受け取るとすると、
18,000-2,000=16,000円
と、16,000円分が実質お得な計算になります。
ワンストップ特例について
1年間の寄付先が5自治体以内
特例申請書の必着期限は1/10
簡単に手続きを済ませられるワンストップ特例ですが、1年間の寄付先が5自治体を超える場合は確定申告が必要になります。確定申告になると手続きが複雑になりますので寄付先の
自治体は5つまで
に抑えましょう。
また、ワンストップ特例の申請書が寄付先の自治体に届けなければならない
期限は翌年の1/10
です。必着ですので、年内に郵送を完了させてしまうと安心してお正月を迎えられます。
年末に作業が集中
12/31までにふるさと納税のサイトで決済を完了させる必要がありますが、年末に会社からもらえる源泉徴収票がないと、いくらまで寄付できるのか一般人では正確なシミュレーションが難しいため、年末に作業が集中します。
このため、あらかじめふるさと納税サイトで返礼品をリストアップしておくのがオススメです。
ふるさと納税サイトにはお気に入り機能があるので、事前にお気に入りに保存しておけます。
大体の年収が分かれば本記事の最初にご紹介した表を目安にリストアップしておきましょう。
スマホでもできますので、スキマ時間にできます。
ふるさと納税の各社サイトではユーザー登録してログインして、返礼品をお気に入り登録しておくと、後で簡単に見ることができます。
先払い分のお金が必要
ふるさと納税をその年の内に寄付をして、翌年の税金が引かれる仕組みです。
ふるさと納税は年末に正確な寄付額が分かるため、年末にまとめて行わざるを得ません。
このため、寄付額分の余裕資金を用意しておく必要があります。
実際に税金が控除された事を確認する方法
ふるさと納税をした翌年の5~6月頃に給与明細とともに会社から渡される、
住民税の通知書の摘要欄
で確認できます。
我が家の例
我が家では、
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
を返礼品としている自治体へよくふるさと納税していますが、トイレットペーパーは半年以上、ティッシュペーパーは1年近く買いに行かなくて済んでいます。
これらは、普通に買うとサイズが大きいので持ち運びが大変ですが、自宅まで配送業者が届けてくれるので、とても楽です。
1年間のうち、買いに行く事が激減し、時間も手間も大きく減りました。
この記事の始めの方の表で挙げた返礼品例もオススメです。
まとめ:ふるさとを応援してお金も時間も賢く節約しよう
ふるさと納税をやったことがない人は、この記事を参考にして頂き、ぜひふるさと納税にトライしてみてください。
やり方が分かってふるさと納税ができるようになると、自分の選んだ自治体を応援できるだけでなく、お金も時間も大きく節約できます。
ムリなくムダなく賢く節約していきましょう!