- 床暖の家を建てたい!
- でも寒くないか心配……
- おススメのハウスメーカーは?
北海道の南の方に住んでます。
2020年2月、床暖の家を新築しました。
建ててもらったのは地元のハウスメーカー。
それから6年。
住んで分かったことは、
一条の床暖が最強だった
ということです。
この記事では
についてご紹介していきます。
我が家の暖房構成
温水パネル+(床暖)温水マット

ハウスメーカーの標準仕様は温水パネルヒーター(セントラルヒーティング)です。
これに加え、床暖用の温水マットをフローリング下へ設置して併用する構成にしました。
上の写真はLDKになりますが、色の意味は以下の通りです。
黄色の丸で囲った部分:温水パネルヒーター
赤色の丸で囲った部分:(床暖) 温水マット
暖房の設置場所
| 暖房器具の種類 | 設置場所 | 階 |
| 温水パネルヒーター | リビング窓下 | 1F |
| ダイニング窓下 | 1F | |
| 和洋室窓下 | 1F | |
| 玄関ポスト下 | 1F | |
| トイレ | 1,2F | |
| 寝室掃き出し窓下 | 2F | |
| 各子供部屋窓下(3室) | 2F | |
| (床暖) 温水マット | リビング | 1F |
| ダイニング | 1F | |
| キッチン | 1F | |
| 洗面脱衣所 | 1F | |
| 床暖パイピング | 玄関土間 | 1F |
温水パネルヒーターは各部屋に設置。
床暖は主に1Fの家族がよくいる場所に加え、玄関土間にも設置しました。
玄関土間だけは温水マットではなく、温水パイプを人手で敷く「パイピング」になりました。
暖房の操作パネル

| 操作パネル | 暖房方式 | 暖房器具の種類 |
| 各部屋 | セントラルヒーティング | 温水パネル |
| リビング+ダイニング | 床暖用 | 温水マット |
| キッチン+洗面脱衣所 | 床暖用 | 温水マット |
| 玄関土間 | 床暖用 | 床暖パイピング |
操作パネルは4つ。
1つは各部屋を温水パネルヒーターで暖めるセントラルヒーティング用。
他の3つが床暖用です。
操作パネルは洗面脱衣所の壁にあります。
キッチンやリビングから近く便利です。
熱源・ボイラー


熱源は都市ガスです。
ボイラーはエコジョーズを使っています。
理由はハウスメーカーの標準仕様だから。
エコジョーズは都市ガスを使用しますが、熱効率が高いため安いそうです。
機種はRUFH-EM2406AFF2-1AKTを使用しています。
熱効率を調べてみたところ以下のようになっていました。
| 項目 | 効率 |
| 暖房部の熱効率 | 87% |
| 給湯部のエネルギー効率 | 93% |
なぜ床暖にしたのか?
温水パネルヒーター(セントラルヒーティング)が北海道では一般的です。
なぜ床暖にしたかというと、家を建てる前に住んでいたアパートの床がとても冷たく、つらかったからです。
この経験から、

……と、床暖に強い憧れを抱いていました。
これに加えてリビングを吹き抜けにしまして。
吹き抜けにすると床と天井の温度差が大きくなり、足元が冷えることが予想されたため、下から暖める暖房が必要でした。
そんなわけで、もともとハウスメーカーの標準仕様は温水パネルヒーターですが床暖も設置することにしました。
温水マットだけではダメか?

仮に温水マットだけだと、窓から冷気が流れてくる「コールドドラフト現象」が発生することが予想されました。
温水パネルヒーターは、この「コールドドラフト現象」対策に必要です。
一般的に家の中でどこから冷気が流れてくるかというと「窓」です。
窓から流れてくる冷気が人の体にあたり、冷たく感じるのが「コールドドラフト現象」です。
北海道で一般的な温水パネルヒーターは主に「窓下」に配置されています。
「窓下」に設置した温水パネルヒーターが窓からの冷気を暖め、人に当たる冷気を軽減させます。
つまり、北海道でよく見かける窓下の温水パネルヒーターはコールドドラフト現象の対策なのです。
一方、温水パネルヒーターの代わりに温水マットを各部屋に設置する手も考えられますが、

と考えたためハウスメーカー標準の温水パネルヒーター(セントラルヒーティング)をメインにしつつ、これに温水マットを追加する構成となりました。
我が家の暖房の使い方
タイマーで朝晩オンオフ
| 操作パネル | タイマーオン/オフ時間 |
| 各部屋用
(セントラル) |
5:00~8:00
15:00~0:30 |
| リビング+ダイニング用 | 5:00~7:40
15:00~0:00 |
| キッチン+洗面脱衣所用 | 5:00~7:40
17:00~0:00 |
| 玄関土間用 | 未使用 |
家族が必ずいる朝と夜の時間帯だけタイマー機能で暖房を自動オンオフして使っています。
タイマーを使っている理由は、暖房費を抑えるためです。
いったんオフにすると暖まるまで時間がかかるため、オンにする時刻は早めに設定しています。
「各部屋用」と「リビング+ダイニング用」は小中学生のこどもたちが帰ってくる時間に合わせて設定しています。
実際の設定写真はこちら↓
各部屋用(セントラル)

(床暖)リビング+ダイニング用

(床暖)キッチン+洗面脱衣所用

参考
ちなみに上の表で玄関土間用は未使用となっていますが、タイマーだけではなく手動でのオンオフもしていません。前に住んでいたアパートの玄関が寒すぎたため、絶対いると思って設置してもらったのですが、
- 玄関に温水パネルヒーターがあり床暖なしでも極寒とまではいかない
- 玄関に食品を置くことがあり逆に少し寒い方が都合がよい
- 暖房費がかさむ
などの理由があり、結果的に使わなくなりました。
でも、住み始めた頃は一時期タイマーで朝だけ(5:30~7:40)つけていた時期がありまして、そのときは朝の通勤通学が足ポカポカでした。いずれまた使うかもしれません。
あとは必要に応じてオンオフ
タイマーで設定した時間帯以外も家族がいることはありますので、その場合は手動でオンします。
例えば、「リビング+ダイニング用」の床暖は7:40に自動でオフされますが、休日の場合はそのあとに手動でオンしています。
操作パネルはキッチンやリビングからアクセスしやすい洗面脱衣所にありますので、さほど面倒でもないです。
ついてない時は寒い
外壁・床下・天井に入っている分厚い断熱材とペアガラスの窓により、断熱性と蓄熱性は比較的高いと思いますが、暖房を切ると徐々に寒くなっていきます。
とはいえ、タイマーでオンオフを繰り返す運用だと、オフにしてもしばらく熱は残りますので、1~2時間くらいして

といった感覚です。
前のアパートでは寒くなるまでが早く、そのまま暖房がついていないと耐えがたい寒さだったので、そこは断然改善されました。
6年住んで分かった残念ポイント
よく通る床が冷たい

上の写真は玄関土間を除く床暖の設置場所(LDK+洗面脱衣所)を網羅した図面の抜粋です。
赤い部分が床暖の部分です。
家族がよくいるリビング・キッチンから床暖のないパントリー前(図面の水色の部分)を通過して各所へ移動します。
| 移動元 | 通過点 | 移動先 |
| リビング | パントリー前 | キッチン |
| パントリー | ||
| 洗面脱衣所 | ||
| トイレ | ||
| 浴室 | ||
| キッチン | リビング | |
| パントリー | ||
| 洗面脱衣所 | ||
| トイレ | ||
| 浴室 |
この「パントリー前」が家の中で最もよく通る場所なんですが、
ここを通過するたびに、

と思いながら通過しています。
アパートの時の足が痛くなるほどのつらい冷たさではなく、我慢できるレベルですが「残念な冷たさ」を感じます。
補足
図面を見た方は「あれ?」と思ったかもしれませんが、我が家のトイレは玄関と洗面脱衣所の2カ所から入れるちょっとめずらしいトイレなんです。
普段、玄関側のドアは使わず、基本は洗面脱衣所のルートからトイレへ入ります。
というのもパントリー前と洗面脱衣所の間はスライドドアになっていまして、基本開けっ放しです。
このため、洗面脱衣所ルートからトイレへ行く場合、トイレのドアだけあければ済みます。
一方、玄関側から入ろうとすると、リビングと玄関の間のドアもあける必要があり、トイレのドアと合わせると2回あける必要が生じるのです。
そんなわけで、トイレへ行くときは基本的にパントリー前を通過するようになりました。
洗面台に「立つ」場所が冷たい

洗面化粧台の前ってよく立ちっぱなしになりますよね。
歯を磨いたり、顔をあらったり、髪型整えたり、化粧したり……。
この長く立っている位置に床暖がなく、一歩下がった位置より後ろが暖められています。
冬にここに立つたび、

と心の中で嘆いています(ToT)
キッチンの立つ場所も冷たい

キッチンは料理や洗い物をする際に立ちっぱなしになりますよね。
洗面化粧台ほどではないですが、「つま先部分」が冷たいのです。
特に洗い物を片付けるときはシンクの奥まで手を入れてやや前のめりで作業するとき、上の写真のようにギリギリの位置に立つことが多いです。

温水マットの構造上の問題点
温度の「落差」で冷たく感じる

温水マットがある場所からない場所へ移動すると、温度の落差が大きいためにより冷たく感じると考えられます。
我が家のように、床暖と床暖の間を通過する頻度が高いと、冷たさを感じる回数も多くなり生活の質が下がります。
キワまでカバーできない

特に我が家のように温水パネルヒーターが標準で、床暖を追加設置する場合、床暖にかけられる費用はそこまで多くできません。
こういった場合、温水マットは大きさが決まっている規格品を選択せざるを得ません。
また、他の建具と干渉するような施工上の問題も考えられ、どうしてもキワまで設置できない場所が出てくると考えられます。
根本的な解決方法は?
キワまで隙間なく張り巡らせる
これまでの
- 床暖のない床の冷たさ
- 洗面台やキッチンのキワの冷たさ
の問題点を解消するためには家の床に隙間なく、なおかつキワの部分まで温水パイプを張り巡らせるしかありません。
でも、そんなことできるのか?

そう思っていました。
理想の家、ありました
一条工務店の全館床暖房

出典:一条工務店
ありました。
一条工務店の全館床暖房です。
家を建てた後に展示場で体感

きっかけは、冬にこどもの絵が住宅展示場に飾られていたのを見に行ったときです。
幼稚園や保育園でこどもたちが描いた絵が展示場の案内所や各社のモデルハウスの中に展示される……という催しです。
たまたま我が子の絵がモデルハウスの中に展示されていまして。
家は既に建てていましたが、この時に一条の床暖房を体感しました。
ムラがなくキワまで暖かい
家のどこを歩いても温度に変化がなく、なおかつキワのキワまで暖かったんです。
自分の家との差に驚くと同時に感動しました。

なぜ一条の床暖房は暖かいのか?
隙間なく、隅々まで温水パイプ

出典:一条工務店
ここが規格品の温水マットと決定的に違うところ。
「間取りに応じて一邸ずつ設計するカスタムメイドでの導入が可能。」
出典:一条工務店
自社グループで設計~施工まで行う独自ノウハウにより、温水パイプを1F・2Fの床の隅々まで張り巡らせるのが一条の特徴です。
規格品だと建具と干渉して温水パイプをキワまで設置できないところが、一条ならカスタムメイドが可能なためキワまで柔軟に設置可能です。
圧倒的な断熱性能

出典:一条工務店
外壁・天井・床下に高性能断熱材の高性能ウレタンフォームですっぽり家を囲んでいます。
また、防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシを採用しており、家の中で最も冷気が伝わりやすいと言われる窓に対して高い断熱効果を発揮します。

ウチはガラス2枚で空気の層が1つですが、一条はガラス3枚で空気の層が2つとなっているため、より断熱性が高いんです。
その結果、断熱性能における北海道の基準値に対して2~3倍と業界トップクラスの断熱性能を誇ります。
| 断熱性能 | 北海道の基準値 | 一条工務店 | 性能差 |
| Q値 | 1.6W | 0.51W | 3倍超 |
| UA値 | 0.46W | 0.25W | 2倍弱 |
※Q値、UA値に関する詳細な解説は割愛しますが、値が小さい方が高い性能を表します。
Q値、UA値の基準値について
「Q値の基準値は札幌を含む北海道の大部分で1.6、東京以西の大部分で2.7であった。UA値の基準値は、北海道で0.46、東京以西で0.87である。」
出典:北海道建築技術協会
外気を暖めて取り入れる換気

出典:一条工務店
現代の家ではシックハウス症候群の対策として、新築の家には24時間換気システムの設置が義務付けられています。
一条ではこの換気システムに、外気を暖めてから取り入れる「熱交換型」の第1種換気を標準採用しています。
その結果、外気が0℃でも中に入ってくる空気は18℃程度まで暖められます。
一方、我が家は室内の空気を強制排気し、外気を自然給気する第3種換気システムです。
北海道の住宅でも一般的によく採用されていますが、氷点下の外気が直接入ってくるため吸気口付近は寒いです。
床暖の経験値が断トツ
一条は全館床暖房が標準仕様です。
多くの住宅会社ではオプション扱いになりがちな床暖房を、長年にわたり標準としたことで、圧倒的な施工実績とノウハウを蓄積してきました。
一方、まだまだ北海道では温水パネルヒーターによるセントラルヒーティングが一般的です。
床暖をたまにしか施工しないハウスメーカーと、いつも施工しているハウスメーカーで品質に差が出るのは当然ですね。
我が家のハウスメーカーの説明
温水マットがない床も暖かい?

当初、床暖についてハウスメーカーに相談したとき担当営業は、
「温水パイプが通っているから、温水マットがない部分でも暖かいですよ」
と言っていました。
これを聞いてそこまで心配しなくてもいいんだな、と思ったのですが……そんなことはなかったです。
温水マットがない場所はやっぱり冷たいです。
暖かい/暖かくない、というのはあくまでも個人の主観です。
あるいは迷いのある消費者に対して安心感を与えようとする営業トークだったのかもしれません。
具体的に「温水マット間は○℃程度になります」のように定量的な説明があればまだいいですが、根拠がない感覚的な説明をされた場合、そのハウスメーカーは要注意です。
ハウスメーカー選びの失敗から学ぶ
知識不足

床暖の知識や設置事例のリサーチが不足していました。
床暖の種類や施工方法、問題点などを事前にもっと把握しておけばよかったなと反省しています。
せめて温水マットを使うなら、
- よくいる場所だけではなく、よく通過する場所にも床暖を配置する必要がある
- よく立つ場所ではつま先からかかとまで足全体が暖まるか
といった点も確認すべきポイントでしたが、これに気付けませんでした。
比較不足

ハウスメーカーの比較を十分せず、イメージで決めてしまった感が否めません。
色々なハウスメーカーの特徴をきちんとつかみ、十分な比較検討ができていればハウスメーカー選びも変わっていたかもしれません。
イメージなどの思い込みを排除して、各社の情報を集めて特徴を比較した上で絞り込んでいくのが正解だったと学びました。
体感不足

床暖がある各社のモデルハウスや完成住宅見学会で自分の身をもってしっかり体感しておくべきでした。
はじめから大手は高いからと敬遠したり、押し売りされることを恐れて自分の体で確認することを怠ると建ててから絶対に後悔します。
一生に一度の買い物だからこそ、これから建てるあなたは自分で確認しましょう。
信頼できるメーカーか

ハウスメーカーの説明が感覚的で根拠が薄い場合は要注意です。
営業が暖かいと言ってもそれは営業トークか個人の主観に過ぎません。
大事なのは定量的な事実(〇℃など)と、自分が暖かいと感じるかどうかです。
感覚的な説明を繰り返すハウスメーカーは避けたほうが無難です。
コミュニケーションの行き違いが生じ、様々な箇所で失敗するリスクが高まります。
根拠を示しながら説得力のある説明をするハウスメーカーを選びましょう。
まとめ:知る・比較する・体感する
「知らないこと」が最大のリスク
比較検討をしっかりやること
最後は自分で体感して確かめること
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
家づくりに失敗しないためには「よさそうだから」でハウスメーカーを選ぶのではなく、家づくりに関する知識をつけ、比較し、自分で体感して確かめるべきです。

\ 後悔しないために、まず「比較」から /
上のボタンから各社のカタログをまとめてもらえます。
移動先のページでお住まいのエリアを絞ると、チャットボットで詳しく質問されていきます。
質問に答えていくと無料でカタログをもらえますので、まだカタログを集めていない人はぜひ活用してみてください。
……最後にひと言だけ。
我が家は床暖で少々失敗しましたが、それでも家を建ててみて、家っていいものだなぁと感じます。
誤解のないように書いておきますが、我が家を建てて頂いたハウスメーカーさんには色々と親身になってくれて大変感謝しています。
真冬の北海道でも暖かく、おおむね快適です。
こどもたちがドタバタ走り回っても、下の階を気にする必要なんてありません。
心にゆとりができて、家族みんなが笑顔になります。
家は家族を幸せにしてくれます。
家を建ててから、ハウスメーカーは夢を売る仕事だなーと思うようになったくらいです。
そんな我が家は、家を建てるまでに7年くらいかかってしまいました。
長引くと色々と迷いが生じて、だんだん踏ん切りがつかなくなります。
ウチはそうこうしているうちに、消費税が8%から10%に上がってしまい余計な消費税を払うハメになりました。
そして、近年では住宅ローン金利の上昇傾向が気になるところ。
早めに建てないと金利が上がりすぎてとても買えなくなってしまった……なんてことにもなりまねません。
40歳で35年ローンを組んだら完済は75歳です。
下手すると年齢によってはローンが組めない恐れもあります。
そうならないよう、これから建てるあなたは早めの行動をおススメします。
思い立ったが吉日。
幸せな未来へ向かって、まずはカタログ集めから始めていきましょう!
